襖の種類
組子襖
もっとも一般的な形式のものです。
一般的に縦3本、横11本の組子と呼ばれる枠組みを組みます。組みあがったものを骨地と呼び、その上に胴貼と呼ばれる下貼りを行い、さらにその上に「浮け」と呼ばれる薄い紙を挟んで、その上に襖を貼ります。
当社で新調作成する本襖はこれにあたります。
板(べにや)襖
組子の上に厚めの紅や板を貼ったものです。
他の襖よりも丈夫なのですが、胴貼に一枚板を使っている事で、重量がかさんでしまうのが難点です。
ダンボール襖
厚手のダンボールを3層に重ねて心材として、胴貼りとして湿気防止用のアルミ箔を貼ったものです。
他のものに比べて軽量に優れているのですが、張替えが利かなく、変形しやすいというデメリットがあります。量産性が高く、低コストで生産できるという利点もあります。
賃貸や分譲マンションでは物件価格を抑えるために、このダンボール襖を使用しているケースがほとんどです。