琉球畳・縁無し畳
縁の無いすっきりとした琉球畳は、お部屋が広く見えますし、見慣れた和室がガラリと変わり映えします。
ここでご紹介しますのは、「汚れにつよい」「毛羽立たない」「ダニ・カビを抑える」などの特性を持ち合わせた健康畳を使用した美しく丈夫な琉球畳となります。
縁無し畳製作概要
当社が製作する縁無し畳は、目積織りのい草か和紙表になります。
目積は畳の目が細かく織られている分、モダンに見えて好評です。
寸法あわせや角を合わせる加工が難しく、職人の手作業になりますので
製作には2週間ほどお預かりさせていただきます。
お部屋の広さや畳床の組み合わせや厚さなどで料金が変わります。
- 新調目安
- 15,000円(税抜)〜
- 張替え目安
- 17,000円(税抜)〜
- 耐久性
- 見た目
- 価格
和紙畳なら13色のカラーラインナップで個性豊かな和室を演出できます。1色から選んでノーマルな市松敷き、もしくは2色を選んでツートンカラーに。製作20,000円(税抜)〜。
琉球畳・縁無し畳の特徴・特性
琉球畳とは?
縁なし畳のことを「琉球畳」と呼ぶ人もいますが、
正確には別のものになります。
・・・では「琉球畳」とは?
琉球い草(七島い草)を目積織で織られた畳表でつくられた畳で
縁があろうとなかろうと、これを「琉球畳」と呼びます。
琉球い草は断面が3角形でゴツゴツとしており、2つに裂いてこれを手作業で織ります。
い草といっても、通常のい草とは違いカヤツリグサの仲間で、独特の香りがあります。
琉球畳は昔、縁の素材が絹や麻などで高価だった時代に庶民が利用していたのが始まりです。
通常のい草は曲げると折れたり、割れたりとデリケートなのですが、
琉球畳は曲げてもネバリがあり非常に丈夫なため、
縁をつける必要がありませんでした。
今となっては琉球い草を使った畳表は、栽培する農家がほとんどいなくなり、手に入りにくいものとなってしまいました。
当社では残念ながら琉球畳の取り扱いは無く、琉球風の縁無し畳をご提供させていただいております。
当社では、普通の畳を縁無し畳に変更する工事や、フローリングの上に敷く畳の製作を行っています。
縁無し畳の表替えは、床の状態良ければ可能な場合があります。現場調査の時にご相談させていただきます。
縁なし畳は値段が高い
見た目が美しく人気の縁なし畳ですが、 コストがかかるという難点があります。
サイズが小さいため、6帖の広さだと12帖必要というように
倍の枚数を使います。
幅の広いござに畳床を巻き込んで張るため、
折れ曲げ加工に強い畳表を使用しなければならず、
それこそ高価な琉球表や目の詰まった目積織りの表を使うことになります。
縁なしだと安くなると思われている方が多く大変驚かれますが、
実際、普通の縁のある畳よりも割高になります。
この畳表を巻き込む作業において、技術と手間を要するため、
熟練した職人の手が必要となります。
残念ながら、この技法を正しく行える畳屋さんはほとんどおりません。
琉球畳をより美しく見せる為の市松敷き
正方形の半畳で畳表の方向をたがえて市松に敷き、光の反射の違いで色調に変化をつけます。
実際は1色だけで、2色に見せているのです。
すっきりとシンプルなデザイン性が受け、近年大変人気の畳です。
見慣れた縁ありの和室に比べて、新しく斬新な印象を受けます。
お部屋もやや広く見えます。
平行敷き
市松敷き
縁無し畳施工事例
目積織り健康畳使用。
こちらは半畳ではなく1帖タイプ。
ブラウン×アイボリーのカラー畳。